資格取得は投資?投資と出費の違いとは何なのか解説

アナタは投資と出費の違いが何かわかりますか?

どちらもお金を使う事には違いありませんが、使用の目的が全く異なります。

投資は未来への見返りを求めてお金を出す行為で、出費は娯楽や生きていくためにお金を出す行為です。

しかし、これではざっくり過ぎて分からない人も多いでしょう。

そこで、今回は投資と出費の違いを考えていきたいと思います。

 

投資とは出資に対する見返りを得る事

まず、最初に投資の本質をご説明します。

投資とは、出資したお金に対してリターンを発生させる行為です。

と言っても、お金を増やさないリターンは意味がありません。

つまり、リターンが明確でないものは投資とは言えないのです。

分かりにくいので投資の例を用意してみました。

[aside type=”normal”]投資の例

新しい技術を開発中のA社の株は現在2000円で取引されています。

そして、技術が完成した際には、5000円~7000円の値段をつける事が予想されています。

ここで、A社の株を買う行為は、2000円と言う出資に対して3000円~5000円の利益を得ようとしているので投資と言えます。

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例え、技術が完成せず株価が100円になったとしても、それは投資失敗であり出費ではありません。

もちろん、技術が完成したにも関わらず、予想通りの値段にならない場合も同じ事です。

これらは、投資の見通しが甘かったと言う状況です。

 

資格取得は投資なのか?

個人が行う代表的な投資として”資格取得”があります。

例えば介護士になるために「介護福祉士」の資格を取ったり、ウエディング業界で働くために「ウエディングプランナー」の資格を取ったりなどなど。

取得していれば、就職に有利であったり、給料に手当が追加される事もあります。

明らかに、お金の増加に寄与している行為なので投資をしているように見えますが、私からすると投資ではありません。

理由は、お金のリターンが明確ではないからです。

「介護福祉士になりたい」、「ウエディングプランナーになりたい」と言うのは夢であり、”お金を稼ぐ”が目的ではありません。

単純にお金を稼ぎたいのであれば、別の職業に就くことで、同じような金額が手に入るはずです。

強いて言うのであれば、医者や弁護士などになる為であれば投資と言ってもいいかもしれません。

ただ、将来稼ぐお金の計算や、取得までにかかる経費を計算して初めて投資と言えます。

ですので、医者や弁護士など以外の高所得が明確でない職業に必要な資格取得は、はっきり言って娯楽と全く変わらない出費と言えるでしょう。

[aside type=”normal”]会社の命令で取る資格は別です。

当たり前の話ですが、会社の命令でクレーンの免許を取ったり、簿記の資格を取る事は出費ではありません。

それは、資格を取得する事で手当てが付いたり、それが無ければ仕事にならないからです。

ただ、そのような場合は会社が全額負担をしてくれるはずなので、アナタが投資しているわけではなく、会社が投資している状況と言えるでしょう。

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自分探しの海外旅行は投資なのか?

自分探しの海外旅行は”投資だ”と言う人もいますが、これが投資だという人は投資の本質を分かっていません。

アナタが海外旅行に行ったところで、いくらの利益が見込めるのですか?

どのように転んだとしても、利益など発生するはずがありません。

「いや、海外旅行をする事で新しいアイデアが生まれる」なんて言う人もいるでしょう。

しかし、それは海外旅行をしたからアイデアが生まれたのではなく、偶然にも海外旅行中にアイデアが生まれたに過ぎません。

なので、自分探しの旅を投資と言う人は、考えを改めた方が良いと思います。

 

投資を理由に出費を増やすな

世の中には、なんでも投資と言って無駄に出費する人がいます。

投資だと言えばカッコいいと思っているのか、自分の浪費癖の言い訳しているのか知りませんが、それは明らかな出費です。

しかも、必要な出費ではなく、無駄な出費と言えるでしょう。

出費をすること自体は、経済を回す意味もあるので、素晴らしい行為だと思います。

ただ、それを投資だと本気で思っている人は、いつまで経っても本当の投資にお金を使う事が出来ず、金持ちになる事は出来ません。

ぜひ、金持ちになりたいのであれば投資を理解してください。

その為にもまず、投資と出費の違いをしっかり理解していきましょう。

ここまで読んで理解できない人は、何度もこの記事を読み直してください。

そうれば、投資と出費の違いが分かってくるはずです。

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