在来線最速の異名を放ちながら関西地方を横断する電車「新快速」。
最高時速は特急を除く在来線で最速の130Kmで、これを超える電車は存在しないと思っていました。
しかし、以前記事にした『日本最速の在来線「新快速」はどれほど速いのか比べてみた』のコメントで「超快速スノーラビットと言う魔物もいますよ」と読者様に教えていただきました。
そこで、今回は新快速を超すかもしれない「超快速スノーラビット」について調べてみました。
スノーラビットとは?
まずは、スノーラビットの簡単な紹介からさせていただきます。
スノーラビットは、JR東日本・北越急行・えちごトキめき鉄道が共同で運行する快速電車です。
快速電車なので特急料金やライナー券などは必要なく、普通乗車券のみで乗車可能な電車と言う事です。
2015年に北陸新幹線が開通し『特急はくたか』の廃止から、それに代わる電車として誕生しました。
ルートは<越後湯沢駅>~<JR上越線>~<六日町駅>~<北越ほくほく線>~<犀潟駅><JR信越本線>~<直江津駅>~<えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン>~<新井駅>です。
えちごトキめき鉄道線内は、各駅停車での運行なので実質的な区間は越後湯沢駅~直江津駅と言ってもいいでしょう。
運行本数は少なく、2019年1月現在では上り1本、下り2本(上り電車は直江津発、下り電車のうち1本は直江津着)となっています。
停車駅も電車により大きく異なりますので乗車の際は注意が必要です。
新快速とどっちが速いのか比べてみた
今回はスノーラビットの中で一番早い、停車駅が一つしかない電車で比較てみました。
この電車は、なんと越後湯沢駅~直江津駅までの約84kmをたった1駅しか停車しません。
まさに、特急顔負けの通過ですね。
それでは実際に比べてみましょう。
スノーラビット | 新快速 | |
約33キロ | 約24分(1駅) | 約25分(3駅) |
約50キロ | 約32分(1駅) | 約36分(4駅) |
約84キロ | 約57分(2駅) | 約1時間(8駅) |
検証の結果、確かにスノーラビットは速いです。
ただ、停車駅の数を考えると新快速の速さは異常です。
単純に1駅に対して減速・停車で1分~2分はロスをするでしょう。
そう考えると、新快速の方が圧倒的に早いと言えます。
ただ、今回の検証ではどちらもトップスピードで走る区間を比べています。
全体を通してみると、スノーラビットの方が若干ではありますが早くなるようです。