新たな出会いの場として人気が急増しているマッチングアプリで、近年マルチ勧誘が多発しています。
特に多いのが女性から男性への勧誘で実際に被害に合われている人も沢山います。
これは本気で恋人を探そうとしている人を騙す詐欺とも言えます。
そこで、今回はマルチ商法に勧誘してくる女性の特徴と、実際にマルチ商法の騙される手前までの流れをまとめました。
特徴① すぐに会おうとする
ビジネスやマルチ勧誘を目的とした女性はとにかくスグに会おうとします。
正直、私の経験では女性から会う誘いや、LINE交換を持ち掛けてくることは皆無です。
つまり、女性の方から行動に出た場合は99%勧誘目的と言ってもいいでしょう。
ただ、ごくまれに本当に恋愛目的で女性から誘いが来ることもあります。
しかし、本当に稀な出来事なので切り捨てても問題ありません。
特徴② お金の話をしてくる
「今の給料に不満が無いか?」や「もっと稼ぎたいと思ったことは無いか?」など現状の経済状況に不満が無いかを聞いてきた場合はほぼ100%マルチの勧誘です。
普通に考えたら、こんな事を聞きませんよね。
おそらく、彼氏・彼女の関係であっても聞かないと思います。
つまり、これらのワードが出た瞬間に次のメッセージを送らないのが一番です。
特徴③ 仕事内容があいまい
仕事を聞いてもフリーランスや、個人事業主の場合は注意が必要です。
おそらく、マルチの勧誘で成功して本業を辞めた人たちの可能性が極めて高いです。
もちろん、本当にフリーランスで活躍している人もいるでしょうが、若ければ若いほどその可能性は低いとみていいでしょう。
特徴④ 自慢が多い
「時間が自由で平日も自由に遊べる」、「毎月のように海外旅行に行っている」など時間やお金に余裕のある雰囲気を出す人は要注意です。
こちらも、マルチ一本で生活をしている人に多く見られます。
ただ、実際はそれほどお金を持っていないですし、大した成功もしていません。
決して羨ましがらず、メッセージを続けるにしても「安定がいい!!」の一点張りを主張してください。
そうすれば、相手からメッセージが来なくなるはずです。
特徴⑤ 参加人数の多いパーティーや旅行の写真がある
30人以上のパーティーや旅行の写真をプロフィールに掲載している人は要注意です。
もちろん、他の人をモザイク処理しているのであれば一概には言えませんが、モザイクが無い場合は99%マルチ勧誘です。
どうしてかと言うと、全員がモザイク無しで掲載される事を了承しているからです。
もちろん、ごくまれに肖像権を考えずにモザイク無しで上げてしまう人もいますが、それはそれで問題です。
基本的には、そんな写真を上げる人とは繋がらないのが先決でしょう。
実際に会ってみた
100%マルチ勧誘の女性がいたので、こちらがバカなふりをして会ってみました。
喫茶店に行くと案の定、お金と時間に余裕がある自慢話から始まりました。
普通であればこの時点で、その生き方を全否定して帰ってくるのですが、今回は本拠地に行く事が目的だったので3時間も話を訊く羽目になってしまいました。
正直、辛かったですがネタ集めの為、仕方ありません。
その後も副業の話になり、副業に興味があるフリをしていると、「私の恩師に合わせたい」と言ってくるではないですか。
もう、その言葉だけを待っていたので嬉しくなってすぐにアポイントを取り付けました。
そして、数日後に四谷(新宿御苑)にある事務所にまで出向き女性の恩師と話してきました。
女性の恩師と話した内容
最初は女性が恩師に私の自己紹介を簡単にしてくれました。
「副業なんかやった事が無くて、とにかく稼ぎたいと思っているみたいなんですよ」と嘘の自己紹介を1分ぐらいしていました。
申し訳ないぐらいに嘘すぎて、笑っちゃいそうになりましたけど、ブログ運営(アフィリエイト)やFX、株式投資、セドリの経験がある事を話してしまうと、相手が警戒をしてしまうので仕方ありません。
自己紹介が終わり私から恩師への質問タイムが始まりました。
今回、聞きたかった事は3つです。
1、どんな商材を取り扱っていて、どんな風に稼げるようになるのか?
この答えについては、教育商材で個人向けである事しか教えてもらえませんでした。
ただ、答えは容易に想像がつきます。
おそらく、このビジネスセミナーへの勧誘が商材で、マッチングアプリが営業ツールなのでしょう。
まぁ、聞かなくても分かっていたのですが、一応確認の為に聞いてみました。
2、金額や期間、セミナーの内容は?
受講料は半年間108万円でした。
セミナーの内容については、マーケティングとセールスのテクニックを教えてくれるそうです。
まぁ、ぼったくり価格も良いところですね。
しかも、セミナー内容も曖昧過ぎて正直意味不明です。
どうせ、マッチングアプリの使い方を教えて終わりだと思うので、本当に無駄なセミナーだと思います。
ただ、これだけの金額を取ると言う事は、マージン率が50%だとしても勧誘員には50万円入るので、美味しい商売なのかと思います。
3、会社で学べる事とどんな事が違うのか?
マーケティングとセールスのテクニックは、セミナーに入らなくても普通の会社で教えてくれます。
しかも、お給料まで貰いながら教えてくれるのが一般的です。
つまり、普通の会社では教えてくれないようなテクニックで無ければセミナーを受ける意味がそもそもないのです。
そして、この質問に対する答えは「普通の会社とは全然違う」との事でした。
何が違うのかは、セミナーを受けるまで言えないそうです。
ただ、もう一度同じ質問をしてみると「会社でも学べるかもしれない」と答えが変わってしまいました。
おそらく、この時点で私を落とす事を諦めていたのでしょう。
他にも様々な質問をしましたが、どれも曖昧で精神論を語る事が多かったです。
当初は2時間の予定だったのですが、質問する事もなくなり30分で終わりました。
と言うより、終わらせたというのが正しいでしょう。
最後は「私は会社で学ぶので必要ないです」と言うと、恩師はすぐに部屋を退出しました。
帰り道に少しだけ女性と話しましたが、「だったら、明日から稼げるんですね?」と挑発をしてきて諦めていない様子でした。
ただ、そのあとは何も連絡が無いので、恩師から諦めろと言われたのでしょう。
結論:マルチ勧誘は危ない
私は初めから「途中までひっかかる」と言う強い意志があったので何も起こりませんでしたが、心が優しい男性なら最後まで引っかかってしまう事もあるでしょう。
なので、今回ご紹介したマルチ勧誘の特徴に当てはまる人が現れたなら、迷わずメッセージを無視してください。
正直、自分は大丈夫だろうと思っている人が一番危ないと思います。
ぜひ、自分の身は自分で守れるようになってからマッチングアプリを楽しんで欲しいです。