知っているようで知らない桜に関する豆知識(開花宣言から散るまで)

連日いたるところで桜の開花宣言を聞くことができ、週末にお花見を計画しようと考えていらっしゃる方も少なくないかと思います。

しかしどうせなら満開のときがいいと考えたり、なかなか予定が立てられなくてぎりぎりになりそうだけど桜が散ってしまわないか心配、このように思うこともあるでしょう。

今回は桜の意外と知らないアレやコレをご紹介します。

 

桜でよく聞く○分咲きとは

まず、天気予報などでも耳にする機会がある三分咲きや七分咲きといった言葉ですが、具体的には何を指しているのかご存知ですか?

桜並木の全体で見るのか、それとも一本の木に咲いた花の数で見るのか、花の開き具合でみるのか難しいですよね。

実は○分咲きというのは、一本の桜の木の開いている花の数を割合で示したものになっています。

ちなみにこれは木のどの部分でも良いのかというとそうではなく、樹冠、つまり枝や葉っぱが生い茂っている樹木の最上部をみて判断されてます。

基本的に各都道府県の標本木をみて判断されており、標本木に5輪ないし6輪以上花が咲いたら開花宣言されるというのはよく耳にすることでしょう。

三割ほど花が咲いていれば三分咲き、半分ほどで五分咲きとなります。

ちなみに満開というとすべての花が咲いた状態と思いがちですが、実際には八分咲きで満開であると定義されます。

 

開花宣言からどれくらいで満開になるのか

咲き具合の定義がわかったところで、今度は開花宣言されたらどれくらいで八分咲き、つまり満開に近づくのだろうと思ってしまうものですよね。

満開になるのは地域によっても異なりますが、概ね7日ほどだと思っておいて良いでしょう。

しかし北陸や東北では約5日、北海道にいたっては約4日といったように北上すればそれだけ短くなる傾向にあります。

もちろんこれは標本木を見ているのであって、すべてがこのように進んでいるというわけではありません。

同じ都道府県内でも気温差などはありますから、もし標本木と離れた地域でのお花見を予定しているのであれば、それらを加味した上で考える必要もあるでしょう。

 

桜が散る時期とそれがわかる目安

できれば満開のときに行きたいけれど休みの日ではないので見に行くことができない、なんとか散る前になんとか見たいと思った場合、どの程度で散ってしまうのかを知りたいと考えることでしょう。

散る時期も地域や気候によって大きく左右されますが、短く見ておくならばだいたい10日ほどで、開花から急に気温が下がったといった場合には二週間ほど持つ場合があります。

雨や強い風によって散る時期が早まることなどもあるため、お花見の予定を立てるのであれば天気予報をしっかりとチェックしておきましょう。

ちなみに桜が散りそうだという目安は、桜の花を見れば知ることができます。

お花見の代名詞といえばソメイヨシノですが、このソメイヨシノは開花したあと、段々と花の中心の色が変わってくるという特性があります。

咲き始めたばかりの頃は花と同じ色に見えたり、少し緑っぽく見えるのですが、これがだんだんと赤く染まっていくのです。

そんなのわからないと不安に思うかもしれませんが、かなりわかりやすく変わるので見ればすぐにわかるでしょう。

中央が赤くなった桜はそろそろ散ってしまうかわりに、その色味は綺麗なのでぜひ確認してみてください。

 

目安を知ってお花見を楽しもう

このように桜の花には咲く時期やその具合、散る目安などある程度予測をすることができます。

もちろん桜も生き物ですから、気温や気候、雨風などによって急に満開に近づいたり散ってしまったりということもありますが、なんとなく参考にしつつお花見の予定を立てて楽しみたいものですね。

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