いつの時代にも、無くなる気配のない「いじめ問題」。
どうして無くならないのかと言うと、加害者が守られているからです。
学校と言う無法地帯においては、加害者生徒が圧倒的に有利な環境です。
理由は簡単で、学校としても問題にしたくないからです。
問題にすることで、評判が落ち、教育委員会も何かしらの対応をしなければなりません。
また、私立校であれば、学校評価が大きく下がり、経営的にも問題が出てくるでしょう。
なので、出来る限り何もない状態で穏便に処理したいのです。
その結果、被害者が不登校になるか、卒業するかまで放置され、何もなかったかのように、終わっていきます。
これからはネットで晒される
しかし、これだけネット環境が整い誰もが発信できる現代では、イジメの多くは明るみに出ます。
つまり、加害者が誰なのかネット上に公開されると言う事です。
そうなってくると、どんな事が起きるでしょうか。
間違いなく、被害者の親が黙ってないでしょうし、証拠さえあれば警察も動き出すでしょう。
さらに、学校としても対応せざる得なくなり、処分が厳しくなります。
このようにして、イジメ加害者は守られない存在になっていくのは間違いありません。
就職できなくなる
イジメの実態が明るみになると言う事は、企業の採用活動でも、イジメの履歴が活用されていきます。
つまり、イジメの加害者は採用において、書類選考の段階で落とされる事になります。
特に大手企業の場合は、コンプライアンス的にもリスクが高いので、ネットで晒された瞬間に間違いなく、受からないでしょう。
さらに、中小企業でも、しっかりしている会社は大手企業と同じく受かりません。
つまり、就職できるのは本当に小さな企業のブルーカラーのみとなります。
これは、いくら良い大学に出ていても同じです。
過去にイジメの加害者になった事があれば、どれだけ高学歴であっても採用をしてくれる会社が無いでしょう。
もちろん、フリーランスになったとしても、人物審査が厳しくなると思われるので仕事がなくなっていきます。
データベースを売る会社も出てくる?
イジメの加害者をリスト化したデータベースを販売する業者も出てくるかもしれません。
あくまでも、事実であるニュースや出来事をまとめている部分に関しては、個人情報保護法に抵触しない工夫も出来ます。
もっと言うと、裏取引でデータベースが出回るかもしれません。
そうなってくると、ますます就職はもちろん、結婚すらも出来なくなってきます。
イジメ自殺は本当に起きる
加害者生徒の多くは、イジメを単なる遊びとして軽く見ているケースが大半ですが、実際にそれで自殺をする子も沢山います。
被害者生徒が自殺をしてしまえば「その気はなかった」では済まされません。
中には刑事事件として処理され逮捕されるケースもあります。
被害者生徒の思いを詩にしたものがありますのでご覧ください。
もう死にたい。
そろそろ、耐えられなくなってきた。
私はそう思いながらもイジメに耐えてきたが、
逃げ出したい。
でも、
ここで逃げ出しては強くなれない。
親にだって心配をかける。
あと、少しの辛抱だ。
1年後には、卒業。
99%の被害者生徒は、このような思いでイジメを我慢しています。
しかし、逆から読んでみて下さい。
残り1%の人は、この文章のように折り返してしまい、死を選択してしまいます。
この事実を加害者生徒は分かってください。
アナタが本気でなくても、イジメられている方は本気で悩んでいますし、嫌な思いをしています。
それに気が付くことが出来るだけで、イジメによる自殺を減らすことが出来ます。
決して、他人事だと思わずに、今一度、自分の行動を考え、イジメになっていないかを自己分析してみて下さい。