日本一のテーマパークディズニーリゾートが1日でいくら稼ぐかをご存知ですか?
現在は、コロナウイルス拡大防止の影響で休業をしていますが、1日営業しないだけでどれほどの売上が失われているのでしょうか。
今回は、ディズニーランド・シーが1日で稼ぐ金額を調べてみました。
年間売上
まずは、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの年間売上から見てみましょう。
2019年度の総売上は5256億円でした。
この中には、ホテル事業や鉄道事業なども含まれているので、テーマパーク事業だけに絞り込んだ売上は4374億円となります。
この数字は日清食品やヤクルト本社と、ほぼ同じぐらいです。
また、オリエンタルランド全体でみると小田急電鉄とほぼ同じだけ稼いでいる事になります。
浦安の一角だけで、これだけの規模を稼ぎ出すのですから、やはりディズニーのブランドを使える強さは最強のようです。
1人当たりの売上
次に、ゲスト1人当たりがどれぐらいの金額を使ってくれるのかを見てみましょう。
2019年度のゲスト1人当たりの売上は11815円でした。
これには、チケット代や飲食代、お土産代もすべて含まれています。
もちろんですが、大人・子供は関係なく1人当たりの売上なので、チケット代以外にもかなり使っている事が分かります。
実際にデータを見てみると、1人当たりのチケット代売上は5352円で、飲食・お土産の1人当たりの売上は6463円と、チケットよりも物販で稼いでいる事が分かります。
年間来場者数
最後に年間来場者数を見てみましょう。
2019年度の年間の来場者数は両パーク合わせて3256万人でした。
つまり、1日あたり89205人のゲストを迎えていると言う事です。
もちろん、平均なのでもっと少ない日もあれば、10万人を余裕で超す日もあります。
そして、1日あたりのゲスト数と、1人当たりの売上を掛けると、約10億5000万円となります。
1日に10億円を稼いでしまうのですから、日本一はもちろん、世界でも有数のテーマパークと呼ばれる理由が分かります。
しかも、ディズニーの直営ではない事を考えると、オリエンタルランドの経営戦略の凄さも見えてきます。
1ヶ月休むと・・・
コロナウイルスの影響で長期休業が続いていますが、この行為がどれだけの売上を失っている事かお分かりいただけたかと思います。
1ヶ月休むごとに316億円の収入を失ってしまうのですから、長期化すると経営も危ないと予想されます。
ただ、オリエンタルランドの財務状況は素晴らしく、将来的に支払うべき費用を考えても半年〜1年程度は、売上がゼロでもやっていけます。
それ以上になると、他の分野の収益が皆無に等しいので厳しくなってきますが、借入や株式発行・自社株売りなど、資金を手に入れる方法はいくらでもあるので問題ないかと思います。
再開後には、大幅な需要拡大も予想されるので、乗り切る事さえ出来れば、今後も優良企業として続いていくでしょう。
その証拠に、コロナウイルスの影響で一時は株価が下落しましたが、休業延期を何度も発表したにも関わらず、回復傾向にあります。
優待チケットも貰えるので、株を買うなら今がチャンスかもしれませんね。