毎年春に公開されるコナン映画がどのくらい稼いでいるかご存知ですか。
2018年の邦画映画興行収入ランキングでは2位を記録し、洋画と合わせても3位を獲得しています。
つまり、めちゃくちゃ売れている映画の一つなのです。
2019年公開の名探偵コナン「紺青の拳」では、ついにコナン映画初の興行収入100億円を越すのではと言われています。
前作の「ゼロの執行人」では残念ながら91億円とあと一歩届きませんでしたが、「紺青の拳」は初週から前作を上回り、過去最高になることは間違いないだろうと予想されています。
ここで、疑問に思ったのがコナン映画の制作費です。
コナン映画の制作費っていくら?
結論から言いますと、コナン映画の制作費は公開されていません。
したがって、正確な制作費は不明です。
ただ、他のアニメ映画の制作費を見る限り20億円〜30億円である事が予想されます。
ただ、この3〜4年は興行収入がかなり良くなっているので、もっと予算が投入されているかもしれません。
だとしても、さすがに50億円を超えることはないのかなと思います。
他のアニメ映画の制作費
制作費が公開されているアニメ映画の制作費を見ていきましょう。
もののけ姫
1997年に公開された「もののけ姫」は約21億円と言われています。
興行収入が193億円であることから、かなりの黒字映画ということになります。
もちろん、これ以外にもグッズや放映、ビデオ、DVDなどの収入もあるので余裕で200億円ぐらいの利益を得ていると考えられます。
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
1998年に公開された「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は約3億円と言われています。
かなり安いように感じますが、それは時間が短いからです。
完全版でも85分しかない為、この金額で抑えられているのだと考えられます。
興行収入については70億円以上で、こちらも黒字映画です。
アナと雪の女王
2014年に日本で公開された「アナと雪の女王」は約1.5億ドル(150億円)と言われています。
さすが海外作品は、制作費も桁違いですね。
理由は完全CGだからです。
こちらはディズニー作品ですが、同じく3DCGを得意とするディズニ・ピクサー作品も同じように、かなり高い制作費をかけています。
興行収入は日本だけで250億円以上、世界では1200億円を越しており、こちらも黒字映画です。
アニメ制作にかかる費用とは
映画にかかわらずアニメ制作にかかる費用は1分間で100万円を余裕で超えます。
つまり、どんなに安く見積もっても、120分程度あるコナン映画では1億2000万円の費用がかかっています。
ただ、アクションシーンが多くなるとそれだけコマ数が増え、割高になっていきます。
なので、20億円と言うのは、現実的にあり得る数字です。
ただ、過去の興行収入からすると、20億円もかけているのには疑問が残ります。
と言うのも、コナン映画がここまで注目されたのは、つい最近の事です。
2013年までは30億円台が限界で、90億円など夢のような話でした。
つまり、それまでのコナン映画に20億円もの予算が組まれている事は、ほぼあり得ないと思われます。
今でこそ、20億円をかけても十分利益を得られますが、実際はもっと安い値段で作っている可能性も十分にあります。
あくまでも、他映画の制作費などから考えた予想ですのでご了承ください。