FacebookやGoogle、Twitterなどの広告出稿禁止や各国の規制、取引所の問題などで、値段を下げ続けているビットコイン。
2018年3月27日6時現在では1BTC=80万円台まで下がってしまいました。
少し前までは法定通貨に変わるとまで言われましたが、現在は信頼性すらも薄れているように感じます。
そこで、今回はビットコインの長期的な予想をしてみました。
1BTC=50万円割れも射程圏内
コインチェック社の流出事件の際は、一時的に1BTC=60万円近くまで値段を下げましたが、今後も同じような事が発生すると、さらに価値を下げることになります。
各社ともにセキュリティーレベルの向上に努めていますが、一部の業者は資金面や技術面から追いついていないのが現状です。
特に、海外の取引所では日本のように政府の監視下にない場合もあるので、そうなると対策など皆無に等しいです。
また、どんなプログラムにも欠陥はあり、仮想通貨の仕組み自体にも欠陥が見つかる可能性も否定できません。
そうなると、仮想通貨自体の信用もなくなり、無価値になる事も十分に考えられます。
生活への浸透は難しい
通貨とは、日本円のように、一定の地域で誰もが使えて、誰もが価値を感じる事が出来てやっと成りたります。
しかし、仮想通貨に関しては残念な事に不信感も多く、生活への浸透は極めて難しいのが現状です。
また、日本最大の消費者である、日本政府が日本円での支払いしか応じないのであれば、どんなに一般に浸透しても完全浸透は不可能です。
このような事から、仮想通貨が一般生活のメイン通貨になる事は難しいと考えられます。
管理者がいないから販促活動も進まない
仮想通貨の最大の特徴である管理者がいない事は、メリットでもありますがデメリットにもなります。
それが、販促活動が出来ない事です。
例えば、電子マネーであれば企業が管理者となっているので、CMを打ったり、使えるお店を増やす営業をしたり出来ます。
しかし、仮想通貨ではそのような活動が直接できず、メリットを感じた人が自ら導入するほかありません。
もちろん、取引所の多くは販促活動に必死になっていますが、自分の作ったシステムではないので、思い入れも少なく、見切りも早いと考えられます。
そうなると、さらの販促がなくなり、衰退に向かうしかありません。
長期予想は下げトレンド
最後に本題の長期予想ですが、私は下げトレンドだと予想しています。
おそらく、5年後には1BTC=10万円もない可能性も十分ありえます。
もちろん、各国の規制緩和などで、大きく予想が外れる事もあるでしょうが、管理者がおらず、誰もこの機器的状況に立ち向かわないのであれば、死んでいくだけです。
ただ、不安定な要素も多いので、空売りはお勧めしません。
損をしたくないのであれば、仮想通貨には手を出さない事が一番だと思います。