リブセンスが稼げなくなった理由とは何なのか?

2011年に史上最年少の若さで上場を果たした村上太一社長が率いる「株式会社リブセンス」と言う企業をご存知ですか?

ジョブセンスと言う求人サイトを運営しており、その特徴は業界内で初となる採用課金型を用いていました。

これまで、大手求人媒体が行ってきた掲載課金型のようにリスクを負わずに求人が掛けられると言う事で、リクルートすらも脅威に感じていたようです。

しかし、今は「ジョブセンス」から「マッハバイト」へサイト名の変更も行い、苦戦気味な事がうかがえます。

実際には、売上は上がっていますが、利益は落ちており、株価も恐ろしいほどに下がっています。

また、将来的な稼ぐ口が安定しない事から危ういのでは?とも言われるほどです。

どうして、業界最大手のリクルートすらも脅威に感じさせたリブセンスが今は落ちてしまったのでしょうか。

 

リブセンス最大の強みはSEOの強さだった

ジョブセンス(現マッハバイト)を運営するリブセンスの強さは、なんと言ってもSEO対策でした。

「軽作業 バイト」「渋谷 バイト」などユーザーが検索しやすいキーワードで上位を獲得している事が多く、宣伝をせずともアクセスを稼いでいたのです。

しかし、時代は変わりリブセンスのやってきたSEO対策では上位獲得が難しくなってきました。

Googleも日々進化しており、上位表示の条件は日を追うごとに変わっていきます。

その対応が遅れてしまったリブセンスはアクセスを稼げなくなってしまったのです。

現在では、スポンサー広告などを利用しビッグワードをカバーしていますが、オーガニックでは2ページ目以降なんて事もあります。

 

SEOを無視した営業戦略を実施

どうして、リブセンスはSEO対策で失敗してしまったのでしょうか。

おそらくですが、そこにはSEOを無視した営業戦略があったのではと考えています。

もともとは、求人の採用課金型から始まったジョブセンスでしたが、次第に掲載課金型や応募課金型も始めました。

そして、この応募課金型を代理店にも販売させ、制限なく使えるようになったのがSEO対策の失敗理由だと思います。

と言うのも、応募課金はとにかく沢山の人に見てもらい、沢山の応募があればリブセンスや代理店の売上になります。

そして、沢山の人に見てもらう方法として、様々な検索条件で全く同じ原稿を出しまくりました。

つまり、Googleの一番嫌うコピーページの複製を行ってしまったという事です。

具体的に言うと、A社の法人営業の原稿があったとします。

本当の勤務地は渋谷にも関わらず、新宿、池袋、品川、目黒、大手町、横浜、大宮、千葉など様々な勤務地を設定してコピーしてしまいました。

そうすれば、渋谷で検索する人はもちろん、新宿で検索した人にも、池袋で検索した人にも原稿を表示させることが可能です。

つまり、それだけ多くの人に見られ、それだけ多くの応募を獲得でき、それだけ売上に繋がるのです。

これが、SEO対策の失敗要因として大部分を占めるのではと考えています。

もちろん、他の媒体でも同じような事をやっていますが、リブセンスの場合は本当に多かったように思います。

また、他のメディアは勤務地を分けるにしても、一本の原稿に様々な勤務地を設定する方法が多く、コピーページを作るという作業は、本当に一部の大手派遣会社などしかしていません。

もっと早く、この間違いに気が付くことが出来ればよかったのですが、残念ことにGoogleに一度、低評価を食らっては、挽回が難しいです。

今後も、長い年月をかけて、純粋に役立つページ作りが今後のリブセンスを決めると思います。

 

若者以外の層を取りこぼした

リブセンスの失敗はもう一つあります。

それが、若者だけにターゲットを絞った事です。

その証拠に、広告はWEB広告のみでTV広告は一切行っていません。

もちろん、ビジネス番組などで社長が出演するなどして、企業名のアピールは行ってきましたが大衆に知れ渡る事はありません。

つまり、知名度が全くついていないのです。

おそらく、ジョブセンスが「マッハバイト」に変わった事も知らない人が多いでしょう。

ユーザーを絞り込む行為自体は、それほど悪いとは思いませんが、若者の人口が減っていく中で、若者だけを獲得しに行くのは、将来が危ういと思います。

また、媒体としての知名度向上も対策しないと、ユーザーはもちろん、掲載企業も躊躇してしまうので、さらに魅力のないサイトになってしまう可能性があります。

 

別事業もそれほど当たらない

リブセンスは、アルバイト情報サイト(マッハバイト)以外にも転職会議やDOOR賃貸など数多くのサービスを展開しています。

その中でも転職会議については、企業の実態を知る事ができる素晴らしいサービスだと思います。

しかし、残念な事に同様のサービスは次々と登場しており、こちらも上位獲得が難しくなっています。

実際に「企業名 評価」で検索するとエン・ジャパン(エン転職)の運営する「カイシャの評判」や、ヴォ―カーズの運営する「Vorkers」の方が上位に表示されるケースが殆どです。

つまり、どの事業においてもヒットサービスを出せていないと言う事です。

この状況を挽回するには、とにかく知名度の向上です。

Google検索からのユーザー獲得しか狙って来なかった過去がある為、知名度が付かず集客に苦戦しています。

もし、知名度を付けていれば、もっと多くの人がサイト名で検索してくれ、他の媒体やindeedにも負けていなかったかもしれません。

また、自社だけで戦う事が難しければ他社との連携も視野に入れていかなくてはならない時期なのかと思います。

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