夏休みと言えば宿題。
宿題で一番面倒なものと言えば読書感想文。
そもそも、本を読む事自体が面倒なのに、感想文まで書く必要がある宿題なんてやりたくないですよね。
でも、宿題をやらない訳にいかないと嘆いている学生のために、ページ数が短くて、映像化されている、読書感想文にピッタリな本を3つ集めました。
文庫本で300ページ未満の本ばかりなので、頑張れば1日で終わらす事もできます。
もっと言えば、映画を見れば本を読まずして感想文を書く事も可能です。
ぜひ、読書が嫌いな学生さんは、本選びの参考にしてください。
火花
作者:又吉直樹
ページ数:180ページ
売れない芸人「徳永」は花火大会で偶然にも先輩芸人「神谷」と出会う。
そこで弟子入りを申し出た「徳永」は「神谷」からお笑いの哲学を学ぶ。
次第に、二人の歩む道は異なり始め「徳永」は売れていき、「神谷」は損なわれていくのだった。
そんな、二人をテーマに笑いとは何か、人間の本質とは何かを感じされられる作品である。
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天国はまだ遠く
作者:瀬尾まいこ
ページ数:183ページ
仕事も人間関係も上手くいかず悩んでいた23歳OLの「千鶴」は死ぬつもりで山奥の民宿を目指した。
民宿に着き、用意していた睡眠薬を大量に飲むが死に切れず、目を覚ましてしまった。
自殺を諦めた「千鶴」は民宿の主人である「田村」の大雑把な優しさに癒され、しばらくお世話になることに。
「千鶴」は、大自然の中で、優しく大らかな村人に囲まれながら充実な日々を過ごした。
しかし、ある時「千鶴」は気づいてしまった。
ここには私の居場所がないことに。
人生を諦めた者が、人生を再開するきっかけになったものとは何なのか?
人が生まれてくる意味、人が生きる意味を感じさせられる作品である。
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インストール
作者:綿矢りさ
ページ数:192ページ
ある日、不登校になった高校生「野田朝子」は部屋の中にある持ち物すべてを捨ててしまった。
その時、声をかけてきたのは同じマンションにする小学生の「青木かずよし」だった。
捨てたPCを欲しいというので「朝子」は「かずよし」に渡した。
その後、ある事をきっかけに「かずよし」は「朝子」を怪しげなバイトに誘った。
「かずよし」は主婦に代わり、チャット嬢として時給1500円で働いていた。
これに興味を持った「朝子」は翌日から手伝うことに。
しかし、「かずよし」の母親にそれが見つかってしまいバイトは中止に。
これらの出来事を通じて「朝子」は何を感じたのか。
PCのように人間も新しいソフトをインストールする事で変われるのか?
そんな事を考えさせられる作品である。
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