AirPods ProとBeats Studio Budsどっちを買うべきか

2021年8月11日にAppleの子会社であるビーツ・エレクトロニクスから新しいワイヤレスイヤフォン「Beats Studio Buds」が発売されました。

AirPods Proにも搭載されているノイズキャンセリング機能が付いているにも関わらず、価格は半額程度ということもあり、どちらを買おうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はAirPods ProとBeats Studio Budsのどちらを買うべきなのか、機能面を比較しながら考えていきましょう。

AirPods ProとBeats Studio Budsの共通点

AirPods Proではもちろん、Beats Studio Budsでも使える共通の機能は大きく分けて8種類あります。

ひとつずつ見ていきましょう。

アクティブノイズキャンセリング

AirPods Proで使えるアクティブノイズキャンセリングはBeats Studio Budsでも使えます。

すでに体験したことのある人は分かると思いますが、あの感動を始めて体験した時は本当に驚きました。

外部の音を拾い、機械的にかき消す音を作り出して、ほぼ無音の世界を作り出し、イヤフォンから流れる音だけに集中することができます。

これを体験できるだけでも十分買う価値があります。

外部音取り込みモード

外部音取り込みモードは、アクティブノイズキャンセリングとは逆で外の音をイヤフォンについているマイクで取り込み、イヤフォンから流してくれる機能です。

ウォーキング中・ランニング中にイヤフォンをつけていると、外部の音に気がつかず危険な場面もあります。

しかし、この機能を使えば外部の音を聞きながら音楽などを楽しめるので、これまでよりも安全に使えます。

急速充電機能

5分間の充電で1時間使える急速充電機能も使えます。

出かける直前に充電していないことに気がついても、5分あれば1時間は持つので問題ありません。

さらに、連続して長時間使う場合でも、少し休憩するだけで、引き続き使うことが出来るので、かなり便利な機能です。

IPX4等級の耐水性

IPX4等級の耐水性がどれぐらいなのかと言うと「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない」とのことです。

具体的には5分間ぐらいであれば雨に当たっても大丈夫と言う認識です。

ただ、完全防水ではありませんので、極力濡らさないようにしましょう。

Hey Siriが使える

Hey Siriと呼び掛けるだけでiPhoneのSiriが起動する機能も付いています。

ポケットにiPhoneが入っていると、iPhoneのマイクでは聞き取ってくれませんが、イヤフォンを付けていることによって、代わりに聞き取ってくれるので意外と便利です。

空間オーディオ

空間オーディオとは、まるで映画館にいるような感覚で映画を見ることができたり、その場で演奏しているような感覚で音楽を楽しむことができる機能です。

ただ、AppleTVやApple Musicの一部楽曲にしか対応していないので、現時点ではあまり利用することはないと思います。

Bluetooth5.0

Bluetooth5.0はBluetoothの接続バージョンです。

最新に近いバージョンなので、早くて遅延が少なく、通信距離も比較的長めで現時点のワイヤレスイヤフォンでは問題ないバージョンです。

Find Myが使える

Find MyはiPhoneの「探す」を利用してデバイスの位置情報を確認することができる機能です。

とは言っても、AirPods ProにもBeats Studio BudsにもGPSはついておらず、AirTagのように他のiPhoneに接続して位置情報を取得する事も出来ないので、一番最後にiPhoneと接続していた場所を表示できる機能となっています。

どこかに、置き忘れてきたと言う時には使えそうな機能です。

AirPods ProとBeats Studio Budsの相違点

次は、AirPods ProとBeats Studio Budsの相違点を見てみましょう。

こちらは、大きく分けて6種類の違いがあります。

カラーバリエーションが違う

AirPods Proの場合、ホワイト1色しかありませんが、Beats Studio Budsでは「レッド」「ブラック」「ホワイト」の3色から選べます。

AirPods Proでブラックを出して欲しいと言う要望が多くありましたが、どうしてもブラックが欲しい場合はBeats Studio Budsを買うと言う選択肢ができた形になります。

電池の持ちが違う

AirPods Proの電池の持ちはイヤフォン単体が最大5時間、充電ケースが24時間以上となっていますが、Beats Studio Budsの場合、イヤフォン単体が最大8時間、充電ケースが24時間以上となっています。

なので、電池持ちだけを考えるならBeats Studio Budsを選ぶべきなのかと考えます。

ただ、アクティブノイズキャンセリングを使った場合は、AirPods Proのイヤフォン単体が最大4.5時間、充電ケースが24時間以上で、Beats Studio Budsのイヤフォン単体が最大5時間、充電ケースが最大15時間となるため、一長一短です。

ワイヤレス充電ができない

AirPods Proはケースをワイヤレス充電できるのですが、Beats Studio Budsはワイヤレス充電に対応していません。

私の場合はiPhoneもワイヤレス充電しているので、かなり使っているのですが有線で充電が多数派なのであまり関係ないのかと考えています。

充電端子がUSB-C

Beats Studio Budsは充電端子がUSB-Cになりました。

AirPods ProはLightningですので、iPhoneを持っていない人はそもそも対象外という考え方ですが、Beats Studio Budsはアンドロイドユーザーでも利用できるようにUSB-Cにしたのだと考えられます。

装着検出ができない

AirPods Proは耳から外れると音楽が止まり、再度つけると再生されるという装着検出機能がありますが、Beats Studio Budsにはありません。

便利な機能ではありますが、絶対に必要かというとそんな事もないので、特にデメリットではないと感じています。

W1やH1チップが非搭載

W1やH1チップとはAppleの開発するイヤフォンのチップで、これによりAppleIDと紐付けし、紐付けしたデバイス同士をシームレスに移動できます。

例えば、MacBookで動画を見ている時にiPhoneに電話がかかってきたとします。

すると、イヤフォンが自動的にiPhoneに接続され、そのままイヤフォンで電話に出ることができます。

接続のたびに設定画面を開く必要がなく、ボタンひとつで接続先を変更できるので複数のAppleデバイスを持っている人であれば、便利な機能です。

Androidユーザーは間違いなくBeats Studio Buds

AirPods ProとBeats Studio Budsの違いを見ていただきましたが、ご覧の通り、AirPods ProはiPhoneユーザー向けなので、Androidを使っているならBeats Studio Budsを選ぶべきです。

高機能だからと言って、AirPods Proを選んだところで、その機能のほとんどはiPhoneとの接続を前提に作られた機能なので無駄になります。

Androidユーザーだけど、Appleのアクティブノイズキャンセリングを利用したいという人は、Beats Studio Budsを選んでみてはいかがでしょうか。

複数のAppleデバイスを持っているならAirPods Pro

iPhoneの他にも、MacやiPadなどを持っているのであれば、AirPods Proを選ぶべきです。

理由はやはり、シームレスなデバイス間の移動ができるからです。

一度使うと、この便利さをわかっていただけると思いますので、複数のAppleデバイスを持っているにも関わらず、AirPods Proを持っていない人は、少し高い買い物ですが購入をお勧めします。

iPhoneしか持っていない人はBeats Studio Buds

iPhoneしか持っていないのであれば、Beats Studio Budsをお勧めします。

理由は倍近くの値段を出してまでAirPods Proを持つ理由が無いからです。

やはり、AirPods Proの魅力は何度も言いますがシームレスなデバイス間の移動です。

これを使わないのであれば、AirPods Proにこだわる必要はないでしょう。

なので、値段もお手軽でカラーバリエーションも豊富なBeats Studio Budsをお勧めします。

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